株とは
株とは、株式会社が発行する資金提供の証明書のようなものです。
株を購入した投資家は「株主」となります。
株を持つ意味とは
株を持つと株主になり、以下の権利が与えられます。
権利 | 条件 |
配当がもらえる。 | 特定時期に保有している必要あり。 |
株主総会に参加できる。 | 特定時期に保有している必要あり。 |
株主優待がもらえる。 | 特定時期に保有している、もしくは、 一定期間株を保有している必要あり。 ※会社により条件は異なる。 |
株はどこで購入できるのか
証券会社を通して購入します。
一般の投資家は、証券取引所で取引されている銘柄を売買します。
資金を集めたい企業がある一定の条件を満たす事で証券取引所に株を売り出す事ができ、この条件を満たしている企業を上場企業と呼びます。
株でどうやって利益を得るのか
パターンは決まっています。
- 配当をもらう。(インカムゲイン)
- 買った値段より高く売る。(キャピタルゲイン)
売る場合は、売却益(買った値段と売った値段の差額)で考えますが、配当の場合は、配当利回りで得られる利益で考えます。
配当の場合は、配当をもらう為の権利確定日があるので注意が必要です。
利益とは違いますが、
- 株主優待をもらう事で使うお金を減らす。
といった節約につながる事もあります。
どうやって銘柄を選ぶのか
必ず利益が得られるわけではないのでご注意下さい。
(2020年2月11日現在、将来的に同じとは言えません。)
はっきり言いますと超初心者が銘柄を選ぶのは難しいです。
もし自分が、「若い頃の自分に株式投資を教え、慣れさせる。」という目的であれば以下を勧めます。
株式投資に慣れる
特定の株式指数に連動するETFを勧めます。
- 個別の銘柄を深く知らなくても取引でき、株式投資になれる事ができる。
- 年単位(ここ10年)で右肩上がりで上昇を続けている。
- 1株単位で購入でき、積み立てのように投資ができる。
- ニュースと株価の値動きを見て、世の中の流れでどのように株価が動くかを知れる。
個別銘柄に比べると動きは緩やかですが、景気に左右されるので、大きく下落する可能性はないとは言い切れないです。
個別銘柄に慣れる
株主優待銘柄を勧めます。
ただし、以下の条件に当てはまる銘柄です。
- なるべく購入金額が安い。
- 株価の値動きが少なく、少しずつでも株価が上昇している。
- 売上高、営業利益、経常利益などが少しづつでも上昇している。
- 配当+優待の利回りが4%以上となっている。
※単位株で考えて(配当額+優待品実費)÷単位株費用が4%以上
最低限、上記のような銘柄を探せるレベルにはなって欲しいところです。
銘柄を知るのにきっかけが雑誌やネットの情報でもよいのですが、必ず自分でも調べる事ができるようになった方がよいと思います。
まずは自分が欲しい銘柄がどのような値動きをする銘柄か、どのような事業をしているか、売上はどうか、海外展開しているかなど詳しくなれるようになっておいた方がよいです。
ただし、調べて良いと思っても下がる時は下がります。
条件にあった銘柄であれば株の値段(株価)は上下しても緩やかに上昇しているはずです。
いつ買うべきか
中長期的に考えると、購入するタイミングは以下のように考えられます。
- 年初来安値を下回ったタイミング
- 6月から10月の間で安くなったタイミング
ただし、結論から言うと本当に買い付けるのによいタイミングかは誰にもわかりません。
色々な状況が重なって株の値段(株価)は上下します。
最後に
投資信託同様、どうしても短く簡単に説明できませんでした(^^;
超初心者だけでなく、株式に投資されている方に言える事があります。
- 値下がりが許容できないなら株式投資はしない。
- 必ず余裕資金で投資し、生活資金に手をつけない。
- 信用取引はしない。
株式投資を長年されている方、慣れている方は同意しない方もおられるかもしれません。
(超)初心者はまずは慣れる事を重視して始める事をお勧めします。
最近は、1株からでも購入できる証券会社がありますし、始めやすいかもしれないですね。