投資信託とは
投資家から集めたお金で専門家が運用する金融商品です。
元本が保証される商品ではありません。(銀行預金とは違う。)
集めたお金を何に投資するかは投資信託ごとに決まっています。
個人投資家は証券会社や銀行などの金融機関を通して購入できます。
誰が運用するのか
運用会社に勤めているファンドマネージャーの方々が投資信託を運用しています。
投資対象に精通したプロフェッショナルです。
どんな投資対象があるか
大まかにいうと以下になります。
株式 | 国内、海外 |
債券 | 国内、海外 |
不動産 | 国内、海外 |
その他 | 先物市場で取引されている商品 (原油、ガソリン、貴金属、etc) |
他にも、インデックス型/アクティブ型、分配金有り/無しなどあります。
平均して成績が良いのはインデックス型分配金無しです。
どうやって価格がきまるのか
投資信託ごとに「基準価格」というものが日々決められています。
- 投資対象のその時の価格(時価)を決定する。
- 債券であれば利息、株式であれば配当金を加えて算出する。
- ただし、基準価格には運用手数料(信託報酬)は含まれていない。
投資信託にかかるお金
売買手数料 | 売買するのにお金がかかるケースがあります。 購入先によっては無料になっている場合があります。 |
運用手数料 | 投資信託は持っているだけで運用手数料が発生します。 信託報酬、監査報酬などがあります。 |
税金 | 分配金と譲渡益(売った時の利益)があります。 どちらも20.315%(2020年時点)の税金がかかります。 特定口座(源泉徴収あり)を選んでおくと確定申告不要です。 |
投資信託の詳細はどうやって知るのか
投資信託ごとに「目論見書」というものが発行されています。
目論見書に、投資対象やリスク、運用手数料のことが記載されています。
初心者には最初の壁になるかもしれません。
投資信託はどこで購入すべきか
口座管理手数料のない、低価格もしくは無料で投資信託を売買できる証券会社がお勧めです。
私の場合は楽天証券です。以下特徴です。
- ノーロード(売買手数料無料)の投資信託がある。
- 運用手数料が安い投資信託を購入できる。
- 積み立てで再投資ができる。
- 楽天ポイントでポイント投資ができる。
- 楽天カードで買付できる。
- 100円で購入できる投資信託がある。
自分の状況にあった手数料の安い証券会社を選んでください。
証券会社、銀行など、通す窓口によってコストは変わります。
どの投資信託を選ぶべきか
初心者は以下がお勧めです。
海外 | ・インデックス型の先進国株式が対象のもの ・運用手数料が低く、売買手数料がゼロのもの |
日本 | ・インデックス型で日経平均に連動したもの ・運用手数料が低く、売買手数料がゼロのもの |
よく「ドルコスト平均法で積み立てすればリスク分散できる」と言いますが、右肩上がりで安い運用手数料の商品がベストです。
現状だと日本より先進国株式のほうが成績が良いと思います。
ただし、これは2020年2月時点ですので、いつどうなるかはわかりません。
どこの口座で投資すべきか
以下候補です。
種類 | 概要 | 備考 |
特定口座 (源泉徴収あり) | 現金化可能。 利益の20%が税金で引かれる。 | 中長期向け。 |
NISA (つみたてNISA) | 現金化可能。 税金はかからない。 | 中長期向け。 |
iDeco (確定拠出年金) | 原則60歳まで現金化不可。 条件満たせば脱退可。 税金はかからない。 | 老後向け。 |
メリット・デメリット
メリットは以下です。
- 様々な国、投資対象に投資できる。(先に記載したとおり)
- 投資対象のことを詳しく知らなくても少額から投資できる。
デメリットは以下です。
- 常に手数料がかかる。
- 元本が減ってしまう可能性がある。
よって、右肩上がりの商品に長く投資する方がよい、となります。
最後に
いかがでしたでしょうか。
正直なところ、短く説明するのは難しいです(^^;
「初めてで投資怖い」という方は、NISA、100円積み立て、ポイント投資、といった形で始めると、多少恐怖も和らぎます。
世の中のニュースとあわせて基準価格の動きを見ておくと、世の中の動きにあわせてどういった値動きになるか、雰囲気がわかってくると思います。
長く続ける際には運用手数料や売買手数料が安く、右肩上がりの商品を選んだ方が良いです。
慣れてきたらポートフォリオ(資産配分)を考えてみましょう。
ただし…
決まり文句になりますが投資は自己判断でお願いします。
機会があれば詳細を記事を記載したいと思います。