2019年10月から消費税が10%になる予定です。
景気の冷え込みが気になりますが、軽減税率制度のややこしさも気になるところです。

最近の動向
消費税10%を止める、止めない、などニュースで報じられていた時期もありましたが、アメリカやイギリスの逆イールド発生もありつつも、2019年8月18日現在、日本政府は
消費税10%でGO
となっています。
そんな中、近所の家電量販店や業務スーパーでは、消費税増税に向けた動きはあり、駆け込み需要を狙っています。
家電量販店などは、直接店に行くと、増税前の購入を進めるPOPがあちらこちらに貼られています。
業務スーパーは増税前後でイベントを打つとWEBサイトにありました。
消費税増税は景気に影響を与えるのか

過去の情報を元に考えると、家電など値段の高いものは「影響を受ける」と予想しています。
過去の消費税増税のタイミングでは「景気に影響があった」と思っていたのですが、単純には判断できない状況もあるようです。
こういった情報を目にすると、これからどうなるかわかりませんが、
- ヨーロッパが景気後退に対し、 対策を打つがうまくいかない。
- アメリカ市場が過剰に反応し、株価が乱高下し、下落していく。
- 消費税10%のダメージが一時的にも顕著現れる。
といった状況が出てくる可能性もありますので、大きな影響あるかも!と心配になってきます。
2019年10月~の動向が不透明なので、証券口座の買付余力を増やして準備するか、一時的な下落から上昇を見込んで株式を保有し続けるか、悩ましい所です。
「100年に1度の…」はもうないと思いたいですが(^^;
値段の決め方が複雑になる軽減税率制度

消費税10%とともに話題になるのが軽減税率制度。
調べてみるとややこしいです。
- 医薬品、医薬部外品は10%
- お菓子含む食品は8%
- 外食は10%
…といった感じで簡単に切り分けれるならいいでのですが、それだけではない事例があるようです。
例えば、お菓子でも容器が笛やおもちゃになるものだと10%となるそうです。
昔ながらのお菓子だと「おまけ付き」などが定番である為、そういった業者さんは影響を受けてしまい、やむない判断を迫られるケースがありそうです。
また、お中元などの贈答品にある、お茶ときゅうすのセットでは、
- 高いお茶と安いきゅうすは8%
- 安いお茶と高いきゅうすは10%
と値段の比率で消費税が決まるようです。
消費税10%のものが高いと引きずられる、という方針です(^^;
他にも「ビールとジュース」などもあり、こういった「なぜ10%になるの?」というケースは多発しそうです。
次に外食。
以前記事に記載しましたが、コンビニ業界は方向性は決まっています。
他のケースとして、遊園地やお祭りの出店などは、お店が管理している机や椅子を使うと「外食」とみなされ、消費税10%になりそうとのこと。
コンビニ業界のような割り切りが必要になりますが、高い方に決まりそうな予感がします…
「税の3原則」はどこにあるんでしょうか…
最後に
今回は10%増税だけでなく、
- 軽減税率制度への対策
- 地政学リスクによる景気減速懸念
などありますので、不確定要素が多いです。
税の3原則(公平・中立・簡素)といった言葉もありますが、日本政府には、
大きくかけ離れてきている現状の打開(複雑さの除去)
はやって欲しいです。
なんでもそうですが、複雑になるとろくなことはありません…
また、色々と国民に求めており、身を切る動きはないのかな、と感じます。
以前、政権交代した際は「事業仕分け」なんて動きもありました。
今回、公明党が公約で掲げていた
議員の歳費削減
は、ぜひやっていただきたいですね。。。 (-_-;)