日経平均とTOPIXの違い

日経平均とは

日経平均は日本株式市場の株式指標の1つです。

日本では「日経平均株価」「日経225」と記載されることがあります。

海外ではNikkei225と呼ばれているようですね。

日経平均株価は、東証一部に上場している2,161銘柄(2020年2月28日)のうち、流動性の高い225銘柄を選定し、算出されています。

現在の上場銘柄数はこちらで確認できます。

LINK 日本取引所グループ|上場会社数・上場株式数

計算は日経が実施し、公表しているようですね。

日経平均はどのように計算されているか

日経新聞のサイトでは以下のように紹介されていました。

日経平均は権利落ち修正方式により算出しています。採用銘柄の株価合計を225で割る単純平均株価ではなく、株式分割・株式併合や採用銘柄の入れ替えなどによる影響を修正し、指数の連続性を保てるように計算しています。

日経新聞サイトより|2020年3月1日9:45(日本時間)

以下「日経平均プロフィル」のサイト、日経平均株価の「算出要領」に詳細が記載されています。

LINK 日経平均プロフィル|指数一覧

日経平均は採用銘柄が変わる

日経平均は定期的に採用銘柄が変わります。

「指標性を維持するため」という理由で、

年1回、10月初めに「定期見直し」

として構成銘柄を入れ替えが実施されます。

市場動向やセクター(業種)間のバランスで決まるようですが、見直しの結果、入れ替えがないケースもあるそうです。

以下、採用銘柄が確認できます。

LINK 日経平均プロフィル|銘柄一覧

業績が落ち込んでいる会社も見受けられますね。

TOPIXとは

TOPIXは、東証株価指数(とうしょうかぶかしすう)といいます。

英語表記でTokyo Stock Price Indexで、略して「TOPIX」ですね。

東京証券取引所(東証)の一部上場全銘柄を対象として、算出している株価指数になります。

日経平均株価と並ぶ、日本の代表的な株価指数です。

TOPIXはどのように計算されているか

東証一部に上場している全銘柄の時価総額を基準時価総額で割って計算されます。

1968年1月4日の時価総額を100ポイントとし、時価総額がどれくらい増減したかで算出しています。

日本取引所グループのサイト、TOPIXの「算出要領」に詳細が記載されています。

LINK 日本取引所グループ|TOPIX(東証株価指数)

日経平均とTOPIXの違いは?

2つの指数の違いは以下のようになります。

日経平均株価(日経225)

東証一部の全銘柄から流動性の高い225銘柄を選定して算出するため、

時価総額の大きな銘柄

の影響を受けやすくなります。

例えば、1、2銘柄が大きく動くだけで変化してしまいます。

また、

LINK 日経電子版|日経平均採用銘柄の株価一覧

を見ると、セクタによって採用銘柄数が大きく異なります。

例えば、採用銘柄のセクタTOP3は、化学(18)、機械(15)、電気機器(27)で、他セクタも含め、電気機器が大きく引き離しています。

こういった点でも市場全体の動きを反映しているとはいいにくですね。

TOPIX(東証株価指数)

東証一部の全銘柄で算出しています。

全銘柄で算出されているため、市場全体の値動きを表している、といってもよいと思います。

その為、投資信託や年金運用などのベンチマーク(基準)として利用されており、機関投資家(企業に属されている投資家)の方々は、TOPIXに注目されているようです。

最後に

日経平均とTOPIXの違いを理解いただけたかと思います。

他にも色々な指数があり、それぞれに特徴があるため、自分の見たい風景を見る事ができますよ。

興味のある方は面白いかもしれないですね。

以下参考です。

LINK 日経電子版|日経平均採用銘柄の株価一覧

LINK 日本取引所グループ|リアルタイム株価指数値一覧

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