私は20代の頃、結婚する際に家族ができるからと保険に加入しました。
…が年々高くなる通信費、子供が増えた事と成長による各種費用の増加、浪費しまくりの食費&雑費などなどがあり、30代後半から各種見直しを行いました。
通信料、電気代、食費、保険、税金、…などなど。
厳しい状況を打開するために四苦八苦しつつも、保険の見直しで判断を間違え、失敗した状況を共有させて頂きます。(最終的には節約になりました。)

保険を見直すにあたって
まず生命保険を見直すにあたって、各種保険の代理店をされているFPの方に相談しました。
オーダーとしては
「自分が死んでも家族が生活に困らず、かつ保険料を押さえたい」
と依頼しました。
そこでFPの方が提示して下さったのは以下のようなものでした。
- 全てカードで支払える。
- 保証は子供が社会人になるまでの期間で考える。
- 保険は複数の商品を組み合わせる。
- 医療保障は特化したものにしない。(特化すると適用できないケースも)
- いざという場合は収入保障の保険を利用する。(子供が成長するまで)
理由としては、皆さんもよく聞かれていると思いますが、
- そもそも国の制度で遺族/障害年金がある。
- 妻もパートだが働いている。
- マンションのローンはあるが団体信用生命保険がある。
といったものでした。(事前に持っていた情報とほぼ同じ。)
15年以上前に入った保険だと保証も古く、貯蓄性のある保険で終身でしたので月々の支払も高い状態でした。見積では月々の保険料が半額なるため、契約することにしました。
ここで判断ミスが…

見直す際に大きな判断ミスをしました。
それは、
「元々保有していた保険の貯蓄性のある部分だけ残したい!」
「旧制度の保険だから保有していると節税になる!」
と考えてしまったことです。
理由が、家計の見直し真っ最中で、使っているお金が尋常でなく、貯蓄が薄かったためです。
FPの方にもお話しましたが「やりたいならいいとは思いますが、それほど節税にはならないと思いますけどね…」といった感じで詳細な説明がなかったため、
「そこまで悪い選択肢ではなさそうだ」
と判断してしまいました。
結果、見積では保険は半額になるところ、
「保証が充実して若干支払い増加」
となったのです。
何がダメだったのか

まず第一に、FPの方が言うとおり私の場合は節税になりませんでした。
生命保険料控除は、旧制度の保険があると、新制度・旧制度の両方で控除が可能です。
ただ…
生命保険料による控除は、直接税金が引かれるわけではなく、税金を計算する所得が控除されます。
なので、
所得税・住民税の税率のまたぎ方によっては大きな節税はできない
だから、FPの方は「そんなに節税にならない」とお話されていたんだと思います。
私は真剣に聞いていませんでした。
このあたりはややこしいので本職のFPの方などに聞いて頂いた方がよいと思います。
次に、「貯蓄性のある生命保険」ですが、よくよく調べてみたところ、払ったお金に対しての戻りが異常に悪いという事実に気づきました。
しかも、以前みた解約返戻金の予定から、数十万単位で減るではないですか!!
「もうあかん」と思い、旧保険に関しては解約を決断しました。
これで当初の見積もりどおり、月の保険料はほぼ半額となりました。
解約した結果
生命保険は、慈善事業でなく、支払った保険料から会社を運営するのに必要な費用が使われています。
こういった知識はFPの方と話をしたあと、本を読んで明確に知識として持ったのでわかっていたつもりでしたが、解約後の通知を見て驚愕…
妻と私で、保険料を数百万円支払って、戻ってきたのは1/3以下…
しかも直近で数十万円下がっていたので、もともと把握していた金額よりも低い…
もっと早くに気づくべきでした(-_-;)
最後に
私は何人かFPの方にお話を伺いました。
- 全くよくない商品を進めてくきたFP
- サバサバしているが、ほぼ良い商品を進めてきたFP(一部悪い商品もあった)
- 資産運用のよい知識を与えてくれたが、悪い商品を進めてきたFP
私は2.の方の商品でよいと思ったものだけを選びました。
2.も3.も今巷で話題になっている外貨の保険を進めてきましたが、私は断りました。
ただ、自分だけでは得られない知識を与えて頂いた、持っている知識を底上げしてくれたのも事実です。自分だけで頑張るのもよいですが、FPの方に上手く協力頂いて、節約や資産運用していくのはありかな、と思います。
節約できはしましたが、病気になったり、トラブルが発生するまでは、失敗だったかはわかりにくいです。だから保険なんですね(^^;
保険の見直しをこれからされる方、見直し中の方、私のような失敗をしないようご注意下さい。

かなり痛い勉強代を支払いました…
それでは、最後までお読み頂き、ありがとうございました。